「払う」から「使う」、「稼ぐ」から「溜める」へ
最近、決済系のプラットフォームを巡る動きがあわただしいです。
Eコマースの普及により、お金のデジタル化に拍車がかかり「払う」から「使う」へコンテキストが変化し「お金」が「ポイント」に近い符号として扱われるようになりました。これらヴァーチャルで起きた体験の変化が逆輸入という形でリアルに還元されようとしています。
資金決済法はIT(情報技術)の発達に伴って、国内外でお金をやり取りする方法が多様化している現状に対応する狙いがある。銀行以外の事業者も送金業務ができるようになることで、送金手数料を引き下げる動きが広がったり、新規参入企業による24時間対応の送金サービスが始まったりする可能性がある。既にNTTドコモが携帯電話を使った送金サービスに参入する検討に入っている。
この決定を受けて、決済プラットフォームの覇権を巡る攻防が繰り広げられるだろうと予想されます。ざっと調べただけでもこの一月で布石にならんとする動きが各所で散見されます。
2.提携の柱
◇毎日新聞社はCCC の運営するTポイントを多方面で利用する。
また、両社の協力により双方の顧客サービスを充実させる。
◇毎日新聞社とCCC は、新しいビジネスモデル構築や新商品開発を共同で推進する。
◇毎日新聞社とそのグループは、Tポイントのネットワーク拡大を支援する。
CCC、カカクコムとの資本・業務提携、およびデジタルガレージとの業務提携に関するお知らせ
■カカクコムとCCC の業務提携に関する基本合意の内容
CCC とカカクコムは以下の事業分野において戦略的提携を行うべく協議してまいります。
(1)T ポイントアライアンスを中心としたユーザー向けサービスの拡充
(2)エンタテインメント領域を中心としたユーザー向けサービスの拡充によるトラフィックの向上
(3)CCC が持つリアル店舗ネットワークと、カカクコムが持つインターネットサービスを融合したマーケティングプラットフォームの構築およびユーザー向けサービスの開発
Yahoo!ポイントからnanacoポイントへの交換サービスがスタート
2009年6月29日(月)より、「Yahoo!ポイント」を「nanacoポイント」に交換できるポイント交換サービスを開始します。また、今秋からは「nanacoポイント」から「Yahoo!ポイント」への交換も開始し、相互に交換可能になる予定です。
これらに加え、海の向こうからPayPal、Google Checkout、appleの決済システム、amazonの決済システムあたりがやってくることは想像に難くありません。ネットにおけるユーザー課金サービスの課題は圧倒的なユーザビリティの低さだと思うので、リアルと連携することでその点をどう解決していくか、今後の動きが面白そうです。極論としては源泉徴収表のような給与システムとの統合(つまり天引き)だと思いますが、やりすぎると「お金」を「稼ぐ」コンテキストまで変化して、労働意欲全体の縮小につながるような気もしますね。